本文へ移動

各種計画・推進体制Various plan ・ organization

大会基本構想

1 開催意義

(1)高知県の自然環境

高知県は四国南部に位置し、北に四国山地、南に太平洋を臨む東西に長い扇状をしており、海岸線の総延長は713㎞、県東部が比較的単調な海岸線であるのに対し、西部は屈曲が多く、特に豊後水道に面する海岸は典型的なリアス式海岸となっています。

県土の84%が森林であり、湿潤な森から流れ出す水は、やがて集まって一つの流れとなり、豊穣の川として太平洋へと続いています。最後の清流として全国的に知られる四万十川、近年“仁淀ブルー”で名をはせた仁淀川が二大河川となります。

海岸部に至る複雑で多様な地形・地質構造と温暖多雨の気候は、全国有数の森、川、海の県として高知県の自然環境の基盤を形成し、高知県では、それら自然環境特性を活かした農林水産業が発展してきました。

(2)高知県の水産業

高知県の沖合を東流する黒潮は、沿岸海域で複雑な分枝流を形成し、水産生物の生息、来遊、漁場の形成等に大きな影響を及ぼしています。

本県の漁業は、伝統の遠洋・近海かつお・まぐろ漁業をはじめ、釣・はえ縄、定置網、中型まき網、魚類養殖などの沿岸・沖合漁業や、あゆ漁などの内水面漁業から構成され、多種多様な漁業が営まれています。さらに、本県を代表する“かつお一本釣り”漁業は、一度に大量の魚を取る網漁業と異なり、水産資源にやさしい漁法となっています。

しかしながら、高齢化などによる漁業就業者の減少や魚価の低迷、水産資源の減少、燃油価格の上昇など、水産業を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。

高知県では平成21年度から、官民協働による地産外商を戦略の柱とする産業振興計画の推進を図り、漁業生産量の確保をはじめ、水産物の販売力の強化などに取り組んでいます。近年は、養殖業へ種苗を安定的に供給し、生産量の拡大を図るため、クロマグロやカンパチの人工種苗生産の事業化に向けた取組も新たに進めています。

(3)大会開催の意義

こうした中、「全国豊かな海づくり大会」を高知県で開催できることは、県民一人ひとりが豊かな海を育む環境保全の大切さを理解するとともに、長年培われてきた本県漁業の魅力や新たな挑戦について、全国に向けて発信することができる絶好の機会になります。
併せて、高知県の魅力である豊かな自然、食、歴史、文化等についても県内外に発信・PRしていきます。

2 基本理念

自然豊かな本県の魅力やそこで育まれた水産資源を全国に発信し、水産業の振興と地域活性化を図るとともに、森と川からつながる豊かな海づくりに向けた取り組みを推進します。

3 基本方針

(1)水産業と地域の活性化

漁業者と家族が将来にわたって漁村で生活していける「若者が住んで稼げる元気な漁村」を目指した取り組みを進めるとともに、高知県の水産業と地域の活性化につながる大会とします。

(2)豊かな自然環境の保全

豊かな自然環境を未来へと引き継ぐため、「森・川・海」のつながりを意識した環境保全活動を継続的に展開するとともに、守り育てる気持ちを次世代に伝える大会とします。

(3)高知の魅力の発信

高知県の豊かな自然や食、歴史、伝統・文化など、高知の魅力を広く発信する大会とし、地域の活性化につなげていきます。

(4)おもてなし大会の開催

県外からの多くの参加者の皆様に対して、高知家の家族が「おもてなしの心」でお迎えし、高知にまた来たいと思われるような大会とします。
また、東日本大震災や熊本地震からの復興を、全国の方々とともに支援の気持ちを表明する大会とします。

4 大会の概要

名称 第38回全国豊かな海づくり大会~高知家大会~
主催 豊かな海づくり大会推進委員会
第38回全国豊かな海づくり大会高知県実行委員会
開催時期 平成30年秋頃
開催場所 式典行事:高知市文化プラザかるぽーと(高知市)
海上歓迎・放流行事:宇佐しおかぜ公園(土佐市)
行事内容
  1. 式典行事
    資源管理や漁場保全などに功績のあった団体の表彰、最優秀作文の発表、漁業後継者の決意表明や大会決議などを行います。
  2. 海上歓迎・放流行事
    次世代へ豊かな海を継承するため稚魚の放流を行うとともに、漁業関係者等の協力を得て、海上歓迎行事を行います。
  3. 関連行事
    大会関係者を招待して歓迎レセプションを行い、本県の農林水産物の食材等を豊富に使ったおもてなしをします。
    また、大会を記念した絵画・習字コンクールの入賞作品の展示、本県の水産業や環境保全等の取り組みの紹介、農林水産物や加工品の販売などを行い、県内外の参加者に本県の魅力を効果的にPRします。
大会テーマ 公募により決定します。
大会キャラクター 県のイメージキャラクター「くろしおくん」を題材として、公募によりコスチュームを決定します。

基本計画

高知県実行委員会設立趣旨

全国豊かな海づくり大会は、水産資源の保護・管理と海や湖沼・河川の環境保全の大切さを広く発信するとともに、つくり育てる漁業の推進を通じ、漁業の振興と発展を図ることを目的として、昭和56年の第1回大会開催以来、毎年各地で開催されている国民的行事です。

このような大会を高知県で開催することを契機として、水産業の振興・発展を図るとともに、大会を通じて、豊かな自然、歴史・文化など、本県の魅力を全国に発信してまいります。

第38回となる高知県での全国豊かな海づくり大会の成功に向け、準備に万全を期すとともに、円滑な大会運営を行うため、幅広い関係機関、関係団体の参画のもと、「第38回全国豊かな海づくり大会高知県実行委員会」を設立します。